3月生まれは育休延長が復職へのゴールデンルート!
なぜなら、保育園を始め公のサービスや学校は4月始まりのカレンダーで、
保育園の入園も4月入園が一番窓口が広いのです。
けれども、育休激戦区では、
早生まれが保育園に入園することは困難であるなど囁かれていますが、
実際のところどうなのでしょうか。
自身3月生まれで3月出産のワーママが実体験をもとに、
3月出産の産前産後育休をスムーズに駆け抜ける方法をまとめています。
- 3月出産での育休延長のメリット
- 育休の延長の仕方の一例(地域により異なるため)
- 産前産後~復職まで行動事例を具体的に
- 4学年差で出産
- 転職後3年目で第2子妊娠出産
- コロナ禍最盛期に育休を過ごした
- 産後ほぼ1年でピッタリ復職
3月出産(3月生まれ)の育休延長のメリット4つ

育休は、基本的には対象の子の1歳誕生日の前日まで。
けれども、保育園に入園できないといった復職が困難な事情がある場合は1年半、
それでも入園が決まらなかった場合は2歳まで最大で延長できる制度です。
(出典:厚生労働省資料)
パパママ育休プラスで2年とるという裏技もありますが、
あまり多くの人に当てはまる事例ではないと思いますので、
ママの育休から復職にフォーカスをあてています。
特に3月出産(3月生まれ)での育休延長のメリットは4つ!
- きっちり1歳まで育児時間を確保できる
- 復職スケジュールが立てやすい
- 育児手当が少ない期間が短く経済的に楽
- 周りのスタート時期と重なるため理解が得やすい
それぞれを詳しく見ていきましょう!
きっちり1歳まで育児時間を確保できる
こんなことを聞いたことはないですか?

これは実は当てはまる人と当てはまらない人がいて、
当てはまるのは超々保活激戦区のみです。
また、保活激戦区では3月生まれが0歳児途中入園ができることはほぼないので、
最初から悩む必要さえもありません。
- 保育園は4月~3月でクラスを開く
- 0歳児クラスは受け入れ開始月齢が決まっている(※保育園による。4か月~6ヵ月~など)
- 4月~3月で、4月生まれから順に受け入れ可能月齢に到達し入園していくが、クラス定員があるため3月生まれが受け入れ可能月齢に達する頃にはそれより早く生まれた子たちで埋まっていることが多い
→要は3月生まれが受け入れ可能月齢に達する頃には0歳児クラスに枠がないということ
なので、3月生まれは冷静に1歳児4月入園を目指すのがベター。
0歳途中入園を狙わない(むしろ狙えない)ので、
子の1歳の誕生日を育休状況下で迎えることができます。
復職スケジュールが立てやすい
3月生まれの場合、1歳4月入園がベターなのは先述の通り。
4月一斉入園の場合、多くの自治体は2月末~3月の頭に保育園の当落を出すので、
復職時期を事前にお知らせすることができます。
我が家の場合は、月中が給料の締め日ため、
4月の締め日の翌日から復帰。
勤務体制にもよりますが、慣らし保育の洗礼後の復帰がかない、
かなりスムーズな滑り出しでした。
ちなみに、慣らし保育期間中も復職できておらず、
また、コロナの影響もあってか、余裕を持った復職が推奨され、
4月の半分分(慣らし保育期間中)の育休手当も支給されていました。

とてもありがたかった!
育児手当が少ない期間が短く経済的に楽
労働市場に身を置かない期間に育休手当が支給されるのは確かにありがたいのです。
けれどもさ…働いているときを思ったら、
ぶっちゃけ産休前の給料の半額支給って少なくないですか…。
我が家は育休期間中に新居を購入し引越しし、
テラス屋根工事を入れ、エアコンを買い…
なんてしていたので、それはもう後半カツカツでした。
67%支給されていた期間はそんなに経済的に苦しいなと感じなかったのですが、
50%になった途端、あれ…?結構厳しい…?なんて思いだしました。
それに育休手当は隔月支給だし、
会社の手続きのタイミングによっては遅々として振り込まれず…
いくら様々な制度を利用して育休が2年間取得できたとして、
やはり手当は心許ない…。
その点3月生まれ4月入園であれば、
育休手当50%期間が短く、スムーズに復職できるため、
経済的にはとても楽でした。

周りのスタート時期と重なるため理解が得やすい
3月生まれは1歳4月入園ほぼ一択なので、
新卒の入社であったり、異動のタイミングだったりと被ることが多く、
久しぶりに労働者の身分に戻ったとしても、浮くことなく勘を取り戻していける時期です。
周りと出来ない足並みがそろいやすく、
「あれもできない」「これもできない」と悩む場面は、年度中復職の途中入園の場合よりも軽減される可能性が高いです◎
4月入園、4月入学などほかのご家庭との足並みもそろうので、
急なお呼び出しも「そんな時期だよね」と周りも感じてくれることも。
実際、復職のときって産前の当たり前がそうではなくなってしまうことが多く、
自分のメンタルを保つのも結構難しいです。
けれども、4月復職は周りも皆新しい環境であり、
「自分だけが変わったわけではないのだな」と思えるのは、
心の安寧にとても影響します。
3月出産(3月生まれ)の育休延長時の注意点

3月出産の育休延長時には注意点もあります。
育休は原則1歳の誕生日の前日までで、
何もしなければ復職していなくても育休手当はストップします。
他の誕生月とは異なり、丸々数か月無手当ということはありませんが、
1月分でも半月分でも、貰えるべきものが貰えなくなるのは痛い!
しかも、然るべきタイミングですべき行動を起こさなければ、
後からどうにかできるものでもなく、
貰えないものはもらえないという事態になりかねません。
- 何もしなければ自動的に育休が延長されるわけではない
- 0歳途中入園する予定がなくとも、行動した証明が必要
- 上の子がいる場合、育休延長時の保育園の利用状況を確認
これらの注意点をしっかり押さえて、スムーズな復職を目指しましょう!
何もしなければ自動的に育休が延長されるわけではない
育児休業は産後8週以降、1歳の誕生日の前日までが基本。
保育園に入所できない等の事情がある場合、
延長が始まる2週間前までに申し出る必要があります。

上記の例2に至っては無手当日が半月程発生してますからね。
1歳の誕生日を迎える15日前には必ず会社に申し出るようにしましょうね。
0歳途中入園する予定がなくとも、行動した証明が必要
「行動した証明」とは何なのか。
これは、1歳の誕生日の前日までの入所予定で保育園に入園させようとしたのだけれど無理だったよと客観的に証明する必要があります。
即ち、
自治体によって、不承諾通知の入手方法は異なりますが、
我が家の場合は入所希望日(即ち1歳の誕生日の前日までの日付)の2か月前から一応の入園申し込みをします。【役所の保育園担当窓口】
このとき、普通に保育園入園と同じように夫婦2人分の「就業証明書」と保育費引き落とし口座の申請書、入園申し込み書を用意して提出しました。
提出時に、「本命の保育園は1歳4月入園のA保育園で、4月入園を希望しています。」とお伝えしました。
というか、
私のところの自治体では11月に4月入園の入所希望提出があって申し込み済みなので、
年明けの入所希望書は育休微延長の為の空申請であることは重々理解いただいているんですよね。
(わざわざ申請しないといけないルールになっていて、役所の方のお手を煩わせて申し訳ないのですが)
年明けの0歳入所申し込みからほどなくして、不承諾通知を頂き、
原本を会社に提出して延長の手続きをしました。
この時たまげたのが、
「入所申込書の控えありますか?」と人事に聞かれました。
私は控えがなかったので、人事の方に交渉してもらい何とか事なきを得ましたが、
本来は入所申込書のコピー(控え)と不承諾通知が必要とのことなので、
これから育休延長される方はお気を付けくださいませ。
上の子がいる場合、育休延長時の保育園の利用状況を確認
育休延長に限らず、育休中自体も上の子の保育園の在籍状況は自治体によって対応が異なります。
- 産前産後は登園可だが育休中は退園
- 年齢問わず育休中も登園可
- 育休中は3歳未満は退園
こんなところでしょうか。
我が自治体は③でした。ただし、こむぎを出産した時、上の子は年少だったので退園にはなりませんでしたが…
(結局時勢柄育休中は登園自粛要請が出ていたので大半を自宅保育していました)
2歳差育児で連続で産休育休をとっていた保育士の姉を見て、
自分のキャパでは保育園登園ナシの2歳と0歳の世話はとてもできないと思って、育休退園対策でも3歳差以上開けたんですけどね…
【事例】3月出産の産前産後から職場復帰まで
妊娠7か月まで飛行機の出張もこなしていたのですが、
年明けに切迫早産の診断に。
入院も勧められたのですが、上の子の世話もあり何とか里帰り(実家は自宅から徒歩圏内)で実家の手を借りつつ安静生活突入。
この時妊娠8か月入る前でした。
本当なら結構ギリギリで予定日4週前まで働く気でいたのですが、
思いがけず10週前から絶対安静の事態に。
産前は6週前から発生するので、
約1か月分は傷病手当を申請しました。
いくらか不正出血する日もあり、早く生まれてしまったらどうしようと気が気でない日を過ごしたのですが…結局出産したのは予定日から8日間も超過するという。
切迫早産とは…?
出産後はいたって順調で、月齢相当の発達をしていきました。
- 自治体の1歳4月入園申し込み(11月)
- 誕生日を迎える前までに入園を希望する入園申し込み書を提出(1月)
- 0歳途中入園の不承諾通知を受け取る(1月中)
- 不承諾通知を会社に提出し育休延長を申請(1月中)
- 1歳4月入園の内定をもらう(2月末)
- 入園準備(3月)
- 入園&慣らし保育後復職(4月)
育休延長制度を適正に最大限使いスムーズな復職を!

制度をきちんと利用するには、
2か月前・2週間前までなどの申請期限があるので、
そこは抜かりなくこなしていきましょう。
3月生まれは3月生まれって本当に不利なの?3月生まれのメリットデメリットを全部!でも言及していますが、
1歳4月入園を狙えばとてもスムーズに復職でき、
保活激戦区を除くワーママにとってはかなり有利な出産月。
保活激戦区の声が大きい人たちが早生まれは不利だ!と声高く叫んでいますが、
地方都市部を始め多くの自治体ではそこまで不利なこともなく。
むしろ一番産休育休の負担感が産婦さんにも職場にも小さいです。
実際本記事の通りスムーズに復職できるケースは多く、
私の勤務先でも3月出産を含む早生まれで1歳4月戻りのワーママは増加中です。
育休延長は例え数日でも何もしなければできませんから、
自分の自治体の保育園の募集タイミングをチェックして、
手遅れにならないよう動きましょうね。